ヤンデレ彼氏に迷惑なほど愛されて



シャワーの音がすると思った。


害悪の返り血を流すために洗っているらしい。


――身の振り方を考えなきゃならないのかなぁ。


これから起こるであろう悲劇――いや、自業自得にミナナは何をすべきか考えたが、下らないとやめた。


今更だ。
それならあの男との取り引きに首を振れば良かった。


彼の想いを裏切ったには違わない。


取り引きだったのと言い訳がましく言ったところで許してもらえるほど、この裏切りが安いものとは思ってもいない。


――今日、何日だっけ。


自分の余命を知ろうと思ったが、毎日日付を確認していない身にしてみれば難しいものだった。


――ああ、汚い。


見れば、服に血がついていた。