――女は死ぬ瞬間が一番シまるとも言うし。
誰が流した話かは知らないが、もしかしたら繋がる最中に首を絞められるのかもしれない。
殺されるかもというのにミナナは逃げることはしなかった。
こうなったらもうおしまいだと分かっていたから。
逃げようとしても、どこまでも彼は追ってくるだろう。外国だろうが最北だろうが。
目をつけられた自分にもともと逃げ道なんかなかった。
というよりは、自分が悪いとミナナは自覚していたのかもしれない。
――裏切り、か。
恋人になったつもりはないが、彼は思っているし、それをめんどくさく思うも――一度たりとも疎んだことはなかった。
ミナナにしてもちょうどいい位置なのではと落ち着いてもいたのに、まさか彼女が別の男となれば彼氏が激情するのは火を見るより明らかだ。


