好きにしていいと言われたので、ワタシは気になっていた本棚に近づきました。
クローゼットの引き出しは見ちゃダメです。
手の届くところにある本を取りました。開いてみます。
「うーんと……、み……に……す?」
字がいっぱいで、まだ覚えていない字もありました。本は絵本をママに読んでもらってました。
新しいパパが来てからは絵本を読んでもらえなくなったけど。
読めないから別の本にします。けど読めません。別のにします。これも読めません。別のに……
「あ……」
薄い緑色の本には絵がついていました。
絵本と違って文字がいっぱいで読めないけど、絵があるから自分で想像したいと思います。


