フォークで真ん中をつつきました。柔らかくてプリンみたいです。
食べれば、ジュースよりも甘い味がしました。
「おいしいっ」
足をパタパタさせて、どんどん食べてしまいます。
結局は、お腹いっぱいで半分も食べれなかったけど、とても嬉しかったです。
「ごちそうさまでした」
手を合わせていいます。
お兄ちゃんを見れば、ベッドに腰かけたまま、寝ているお姉ちゃんの頭を撫でて――
「ずっと、そうしてたの?」
「そうだよ」
ワタシが食べている間、一ミリたりとも移動していませんでした。
そうして、今も変わりません。
「お兄ちゃんは、お姉ちゃんのことが好きなの?」
「好きで愛している。ミナナだって俺と同じ気持ちだ。――だからミナナの愛情はレムには向かないし、俺も愛さない。ただ、俺たちの子供らしいから“それなりの好意”は抱いてあげるよ」


