「で?名前は決めたの?」
「名前ですか。はあ……名前は何て言うの?」
お姉ちゃんから質問されました。
「その……レム……」
「だそうです」
「レムねぇ。好きになれない名前だ」
「可愛い名前だと思いますが」
「ミナナという名前以外は綺麗じゃないし、好きになれない」
「そういうことでしたか……」
疲れたのか、お姉ちゃんがベッドに横になりました。
「寝るの?ケーキあるよ」
「レムと食べてください」
「添い寝してあげるよ」
「さっきの言葉、聞こえませんでしたか」
「ミナナが食べないなら、俺も食べない。害悪、一人で食べていいよ」
「せめて名前で呼んであげてください。“設定”を忘れないように」


