「違う違う。精神病棟……いや、隔離施設?ともかくも、そんなとこに入れられた。今、有り合わせの記憶で考察するに、俺の年齢からして刑務所ではなく、そっち系統になったんだろうね」
「何歳の時に殺したんですか……」
記憶を探り、沈黙する間がある彼。本気で忘れているらしい。
「二足歩行ができて、それなりに自分の命の危険を覚える頭になりたての頃かな」
「四歳あたりが妥当ですね。それは精神病認定されますよ」
「おっかしいよねぇ。小さいから殺さないだなんて。子供だろうが、小さい内から虫とか殺しているのに。幼い脳内だから、常識外のこともするはずなのに、それを精神病扱いするとか本当に疑問だよ」


