晒しは見せしめ。
見せしめは手本であり、手本は悪の手が伸びる残虐さを含む。
誰もが真似をしない。火傷した手を見て、誰もが火に手を入れないように学習させる。
脳内に植え付けるのだろう、視覚から。
彼がそう言うからには、もう金輪際、こんなことは起こらないように“念入り”に対処するはずだ。
――考えたくもないけど。
想像したら、ご飯が食べれなくなるだろうなぁと考えて。
「傷を手当てしたら、今日は夕食でもごちそうしますよ」
「手作り?」
「粗末で良ければ」
「嬉しい」
彼が笑う。
血がついた顔で、爽やかに笑った。


