ゆっくり

一段一段
階段を上る


色んな事が走馬灯のように
蘇っては
消えていく


毎日お弁当をもって
生物準備室に通った事を思い出して

思わず
噴出した



数え切れないくらい
通った廊下


そして
目の前には
生物準備室のドアが近づいた


他の女子生徒が居て
嫉妬した事

初めて先生がお弁当を食べてくれた事

文化祭でランチを用意してくれた事


数え切れないくらいの思い出が
ここには詰まってる


私は
かみしめるように
ドアをノックした