「あんなことして、ごめん。」


いつもは平然として
冷たいのに



こういう時だけ優しくするんだから


チュッ


また額にキスが落ちる



「許して?
さーえ?」



私を覗き込む先生の前髪が優しく額にかかる


ホントに…
こうすれば何でも許されると思ってるんだからぁ



「冴?こっち向いて?」



耐えきれなくなって顔を上げた



先生の子供みたいに無邪気な笑顔に心が締め付けられる


「もう、次やったら許さないから。」


脹れる私の頬にキスをして「了解。お姫様。」


甘い囁きと一緒に唇が重なった


ゆっくり入ってくる冷たい舌に

身体が喜び震える


冷たい熱が私を支配する頃
ゆっくり唇が離れた