最近では日課のように一緒にお昼を食べる。 今日は屋上で、と約束をしていたからと来てみれば。 もう由衣はこの状態だった。 ……俺がちょっと遅れてきたことが原因だろうか? 「遅れてきたことなら謝るから。ごめん、な?」 屋上から出ていこうとする由衣の腕を捕まえ、素直に言ってみる。 が、しかし。 「…あ、謝んないでよー、バカちひろぉー!うわーん」 抵抗はしなくなったものの、大声で泣き出してしまった。 あぁ…、俺、さ。 由衣の泣き顔、弱いんだって。