なんとなく、話づらい。今あったことなんて。 目線をすす、とずらして窓の外を見た。 そこにはちょうど、男子達とサッカーをしてる 渡辺が目に入った。 「・・・お前さ、将樹のこと好きだろ。」 「ッは!?」 いや、図星なんだけど。図星だけど!! 「な、なんで!?何でそう思うの!?」 「え?見た感じ?つーか。誰から見てもそう見えるって。」 そう言いながら、あたしの頭に手を置こうとする理。 「や、ややややめてッ!触んなーッ!!」 ぎゃぁあああぁ、と奇声を発しながらあたしは避ける。