もう一度あなたに好きを




「あんたさっきからため息ばっかりよ」


食事中にため息ばっかついてた私にお母さんが言ってきた。


「別に?ため息なんかついいてないし」
ガッツリしてたけどね。

「ため息ばっかついてると幸せ逃げるわよ」

「…もう逃げてる」



私は聞こえない程度につぶやいた。

「ごちそうさま」
ご飯を食べ終わった私は自分の部屋に戻った。




「明日メアド聞こう…」
そう言いながら眠りについた。



………
『ねえねえ留美ちゃん』
『なあに?』
『大きくなったら僕と結婚してください!』
『でも引っ越しちゃうじゃん』
『大きくなったら迎えに行くから』
『分かった!約束だよ……』
………



「…夢?」



やだ、あたし何夢で泣いちゃってるんだろ。
それにしても誰だっけ?
名前が出てこない…


「んー」


「何朝っぱらからうなっちゃって」


お母さんったら朝からうるさい。

「なんでもない。いってきます」
この時はまだ分からなかったんだよね。
何かを思い出さなきゃいけない。
私はなぜかそう思った。


「うー寒っ」
なんで冬って寒いのかしらね
そう思いながら向かう先は…



「遅っ!」



そう呆れた顔で言ってくるのは…

「龍海だって今来たんでしょ!後ろ姿見えたー」

「うわーバレてたか」


と言って笑った。


「…龍海の笑顔、好きだな…」



うわ!何言ってんだあたし…

「ありがと、…前にも言われたことあるんだ」
そう言って立ち上がって私をまっすぐ見た。
とっても綺麗な目…


「前にある女の子に言われたんだ」
「ある女の子?」


私はなぜか夢を思い出した。


「そう、昔からずっと好きな子」

「……」