「どうして、アイツからプレゼントもらったんですかぁ?」

紀山と食堂に向かっている途中だった。


私はそのプレゼントを手に、彼女に見せた。

「貰えるものは貰うのが礼儀よ」


「先輩はいいですよね〜。そんな美貌があって…」


「モテ過ぎるのも酷よ?」

「酷って?」


「ストーカーに遭ったりとか」

私は笑みを魅せた。


「良かった。私、美人じゃなくて」

紀山も笑みを溢した。