見た目は20そこらに見えるが、 本当にお父様の側近? そうには見えないけれど 「あの……私と一度、どこかで会ってますか?」 鋼は一瞬目を見開いたが、何もな かったかのようにふるまう 「……いえ。ありません」 「そうですか。……さ、入ってください」 私は鋼を屋敷に案内したのだった