【第二部】鬼に愛された女



「はい。今なら執務室にいるはずですよ。散歩しながら話を聞きに行ってはどうですか?」


ねっ?と、微笑む


「……うん。そうする」

琥珀はすっと立ち上がる

いってらっしゃいませ。と、後ろから近江の声が聞こえてきた


「行ってきます……」


着物の裾を翻して歩き出した


琥珀は長い長い廊下を一人であるき、執務室へと向かった