「嘘よ」 「……は?」 「嘘よ!だって鋼はお母様が好きなんじゃ……」 琥珀は鋼の腕の中で暴れ、鋼の胸を叩く 「たしかに俺は奥方様が好きでした。でも今は違います。あの方を好きというよりは尊敬しているんです」 「……本当に?」 「本当です。俺は琥珀様には嘘をつきません」 「……本当?」 「はい。本当です。何なら試してみますか?」