鋼は琥珀の言葉を聞くと、硬い表情が少しだけ柔らかい表情に変わる でもすぐに険しい表情になり、白雲に近寄ってから、殺気をこめて白雲の襟をつかんで睨みつけた 「お前、自分が何をしたのかわかっているのか……?」 「怖いな。お前らしくもない」 「うるさい。お前、琥珀様に何をした?」 「なに?そんなに知りたいのか?そんなに知りたいのなら教えてやるよ」 今度は白雲が鋼の襟をつかんで自分の元にまで引き寄せ、耳元ではっきりと囁く 「……俺はこの女に自分の血を飲ませた。それだけだよ」