「私は諦めない……」 今度は琥珀が鋭いまなざしで白雲を射抜く 「……美月」 じっと琥珀を見ていた白雲が、"美月"と呟く 美月? なぜ急にお母様の名を……? 「違う。お前は美月じゃない」 白雲は首をふると、琥珀の細い首に手をあて、強く締め付けた