玄二は、驚く琥珀腕をつかみ、背を押した 「待ってよ!私は嫌よ。離して!離してよ」 「琥珀様!」 鋼が琥珀に手を伸ばすが、鬼島要によって妨げられた 「この人は私の妻になるのだ。軽々しく触れるな」 「ですが要様。琥珀様は嫌がっておいでです」 「百鬼家の者が頭領にならなくてはいけない。だから私が頭領になるなら、琥珀様を娶らねばいけないのだよ。わかるだろう?」