「止めぬか二人とも!」 玄二が二人の間に立ち、鋼の怒りを静める 「……まったく。ほれ、早く行くぞ。要様の任命式と、要様と琥珀様の祝言も挙げなくてはいけないからな」 「祝言!?何のことなのですか!」 今まで震えていた琥珀は、信じられない言葉を聞いて飛び上がった 「はて。言ってなかったかの?」 「初めて聞きました!」 「なら今言ったからいいじゃないか。さ、行きましょう」