【第二部】鬼に愛された女



「……自分の母親なのにわからないのか?……はぁ、もういい。始めるぞ」


「……お願いします」


そして白雲は琥珀の額に自分の額を当てる


初めは何も感じなかったが、すぐにあの時に見た鬼島要の、あの様子の理由を思い知らされた


ものすごく気持ち悪い


内臓をかき乱されているような感じだ


やだ。鋼助けてっ


結局琥珀も耐えきれずに白雲を突き飛ばしてしまった