一体、なにがあったの? 琥珀は今の様子をただ呆然と見つめていた 額が触れただけであんなに震え上がるもの? 緊張と不安が琥珀を襲う 琥珀は、隣に立つ鋼の袖の裾をぎゅっと握る 「……琥珀様?」 「鋼。なんか、怖い……」 「……琥珀様。目を、閉じてください」 「え?う、うん……」 鋼に言われるまま、琥珀はまぶたをゆっくりと下ろしていく