「……鋼。じゃがそうしなくては白雲が心を読めない。やるしかないのじゃ」 玄二の言葉に、鋼は不愉快だと言わんばかりの顔をし、ちらりと琥珀を盗み見る そしてため息をつくと、厳重に閉じられた扉を開けていった 扉が開くと、鋼はすかさず牢の中に入ると、縄で白雲の身体を強く縛り上げた 「……来い」 冷たい態度で白雲に接する鋼 白雲はそれを気にすることなく、鋼について行く