不機嫌な顔をする鋼 「こちらです」 鋼が先頭に立ち、琥珀たちをもう使われていない書庫に案内し始めた 琥珀はすかさず鋼の横に立って小さな声で話しかけた 「ねぇ、さっき言っていた話なんだけど」 「琥珀様。今から話すことを胸に刻んでください。いいですか?」 「……えっ、う、うん」 雰囲気が急に変わり、琥珀は戸惑いながらも頷いた