「……失礼します」


静かに、鋼が部屋に入ってきた


鋼……


琥珀は今すぐに自分の気持ちを伝えたい衝動を必死に抑え、じっと鋼を見つめた


「よく来たな鋼。じつは白雲のいる地下牢に案内してほしいんじゃ。ワシはどこから入るのかは知らんからな」


「!……琥珀様を白雲に会わせるつもりですか!それはなりません。お考え直しください」