有効期限

キーンコーン…

授業が終わって、トイレに立ったとき、純汰に呼び止められた。

「あのさ癒音。俺、高校は絶対珠洲高行きたいんだ!」
「うん?」
「癒音も、高校しっかり考えろよ!」

それだけ言って、そのまま男子の輪の中に入って行った。

…高校?

まだまだ後の話なのに、なんで今言ったんだろ?

「園原、帰りの会するから教室入れよー。」

担任にそう言われて、結局、トイレに行かないまま席に戻った。

高校なんて、どこ行っても同じだし、別に友達じゃなくなるわけでもないんだよ?

まだまだ考えなくていーでしょ。

なんたって、あたしは純汰をずっと好きだもんね♪