こんな風な生活を送ってたから、あたしは時々、本当に付き合ってるんじゃないかって錯覚した。

けど、それはとんでもない勘違い・・・。

だって彰は、どんなに二人きりになっても、決してキスだけはしなかった。

何かの予防線を張ってるみたいに・・・。

そうだよね。本当に付き合ってないんだもんね・・・。

今更ながら感じてしまった二人の距離・・・。



そして・・・別れの春が近付いていた。