「実、あけるわよ。いいわね」 後ろから、彼女の表情はみえない。 けれども彼女の背中がしゃんとなって すこし緊張しているように見えた。 きぃきぃと 音を立てて扉がひらく。 そこにはたくさんの描きかけのカンバスと、 完成した絵と ひとりの 車椅子の少年がいた。