ひかりさんは困ったように首をかしげる。 「ふふ、可愛いって。おんなじこというのねぇ。木村先生と」 またひかりさんは歩き始めた。 今度はあたしの横に並んで、歩調をあわせてくれた。 「あなたは 優しい子よね、 チハルちゃん」 「ひかりさ…ん」 「けどもうちょっとだけ待って。 もうちょっとだけ あの子のこと好きでいていい? ごめん、 気持ち悪いよね、 こんな…」 あたしは、 思わず右手でひかりさんの口を塞いだ。