手紙でXXXして。


ここは俺が払うから、と裕介は伝票をひったくって喫茶店を出て言った。


雨に濡れたまま、
彼は走り出していた。


ああ、泣いてるんだな。

涙は見えないけど、彼は確かに泣いていた。





実と裕介は陸上でのライバルであり、そして親友だったそうだ。

あの事故が起こるまでは。


実は、将来を期待された選手でへらへらしつつも練習に励み、次の試合で好成績を残せば、推薦入学も決まっていたそうだ。