『その代わりに何...?』






何を言われるのかハラハラしてしまう。







「俺の言う事にちゃんと従う事。分かった?」






多分、薬飲め。とかだろうな...






病院は行かない事にしてくれたからこのくらいはしないとだめだよね...






「返事は?」







『はいはい』






そんな、犬じゃ無いんだから。








『...っ...ごほっごほっ...』






途端急に激しい咳に襲われ息が苦しくなる。






ベッドから降りていた私はその場に座りこんでしまった。