ってそれは今もか...





今だって翔を困らせてるし...。








「悪いが。連れていく。」






『え...っ!!』






もう諦めたのかと思って気を抜いてた私にとっては衝撃の一言だった。







さっきの優しげな表情と違ってズンズンと近付いてバサッと私にかかってる布団を剥ぎ取る。








『やっ!!』






私は行くまいと体力の残っていない身体で必死に布団に掴む。







「こら。諦めて離せ」






また翔は翔で私から布団を取るのに必死になる。