『子供じゃ無いんだから。それじゃ、』 私は翔の優しさがどこか心に引っかかった気がした。 でもそんな感情を捨てるようにその場から立ち去ろうとする。 「じゃあ、またね。気をつけろよ!!」 私は先に歩き出していると。 後ろからそんな事が聞こえた。 “またね”って... また会うって事? やっぱり引っ掛かる...。 あの... “優しさ”が... そう思いながら私は家に帰った。