「...そっか。」 『翔のおかげだよ。ありがとう...って、ぅわっ』 私が言い終わると同時に翔は道の端にある木の後ろに私を連れていき抱き締める。 「さすがに道の真ん中では恥ずかしいだろ?」 優しく抱き締めている腕に更に力を込め言葉を続ける。 「榎南からそんな言葉が出るとはな。」 翔は少しおどけたように言って笑う。 『...何それ』 そんな翔を私は軽く睨む。 「冗談だって」 翔は私の頭を撫で苦笑いを浮かべる。 でもね。ほんと。 感謝してる...。