『うーん。オムライスにしようかな』 私はエプロンを借りてフライパンを用意する。 『翔、卵取ってくれる?』 「分かった」 私は何も考えずに手の平を上にして差し出した左手。 『……』 しかしいつになっても手に乗らない卵。 『翔?』 疑問に思って私は振り返ってみると怒っているだろう翔の顔が目に入った。 『あ…』 翔には一番気付かれちゃいけなかった。