どうしよう…。 「どうし…」 帝くんはすぐさま私の手に気付いてしまったらしくその言いかけた言葉を止めた。 「手…榎南ちゃん!!その手‼これどうしたの!?」 帝くんは私にすごい勢いで近付いて切った手首を強い力で掴んだ。 『いっ…』 掴まれた事により切った手首に鋭い痛みが走る。 「これ……」 深く切れている手首の血は水滴のように腕を滑り落ちていく。 その腕がリストカットをしたと分かった途端、帝くんはすぐに真剣に私を見る。