『あ…』 思いだそうとなんて全くしてないのに、浮かんでしまったあの日の事。 私は、咄嗟に翔が来る方向では無く逆の方を向く。 そして一気に私は走り出した。 「は!?ちょっ…榎南!?」 突然走り出した私に驚いたような声が耳に入る。 もちろん意味の分からない翔も私を走って追ってくる。 「待てよ!!」 相変わらず私は、走り続ける。 なんで私が走っているのか自分でも分からない。 「おいっ!!」