電話越しで、翔の心配する声。
『あのさ…今日の仕事ってもう終わった…?』
とりあえずこの質問。
「え?ああ。今帰る支度したとこだけど?」
『そっか。あの…明後日ね、テストがあって…大丈夫だったらで良いんだけどね!!良かったら勉強教えてもらえないかな…?無理だったらいいんだ!!』
思わず早口になってしまう。
やっぱり無理だよね…
どうしていいか分からなくてギュッと目を閉じた。
「なんだ。そんな事か。全然いいよ」
『え?』
あんまりにもあっさりした返事に今度は逆に目を見開いてしまった。
「今、どこ?」

