「起立。礼」 あの日からしばらく立つ。 「ねぇ、榎南。今日放課後遊ぼうよ」 そう私に声をかけるのは石川美久。 こんな私にも友達がいたりする。 親友では無いかもしれない。 お互い本音では話した事無いと思う。 『いいよ。どこ行くの?』 それでも、私は美久の事が友達として好きだ。 「CD買いたいのあるんだ!!付き合ってくれる?」 『うん。』 そして放課後… 「今日の授業意味分からなかったよねー」 学校を出て街に出る。