なぜか気になっている自分がいて… 『あ、帝って名前。』 榎南の言葉に今度は俺が固まってしまう。 どう考えても男…だよな。 榎南に聞けばやっぱり男で…。 さっきとは真逆で正直、心から楽しんできて欲しいと思えなくて。 自分でも笑ってる顔が不自然だという事が分かった。 帝という名前を聞いて、俺はこの先か悪い事が起きるような… そんな気がした…。