「榎南の家ってここなんだな」




何気に近いじゃん。と私の家を眺める翔に私は…






『見なくていいから!!じゃあね!!』





私は、翔の背中を押して家から離れさせる。





「はいはい。じゃあな」





そんな私に笑いながら、翔は後ろを向いた。






『………翔!!』





私は、一言お礼が言いたくて翔の名前を呼んだ。







「ん?どうし…『あ…ありがと…う。それじゃ…』





それだけ言うと私は急いで家の中に駆け込んだ。





心臓がバクバクしてる。




ただお礼を言っただけなのに、なんでこんなに…。





そんな気持ちを抱えたまま自分の部屋に行きベッドに横になる。





『なんだろう…この気持ち…』





そんな気持ちを抱えたまま私は眠りについた。