突然、翔の動きが止まった。 「それって男?」 何?いきなり… 『そう…だけど…それが何?』 「…いや。楽しんでこいよ」 おかしいくらいの笑顔の翔に私は疑問が浮かんだ。 大事な用事でもあったのかと聞こうと思って口を開いたその時… ワンッワンッ!! 遠くから犬の鳴き声が聞こえてきたと思ったらだんだんと鳴き声が近づいてくる。 「あ…」 翔の声の後、すぐにはワンッ!!と鳴きながら雪のように白く、柔らかそうな毛と嬉しそうに舌を出した犬が翔に飛び付いてきた。 「うわっ!!おい。ジャム!!」