やっぱりどうして翔にはバレちゃうんだろう…






今とても学校が不安で仕方ないということを…。






それでも…





『そんな事無いから』





素直にはなれないんだ。






ふい…と自分の靴に視線を向けようとしたのにやっぱりそうはさせてくれないのが翔で…。







「なーにが、そんな事無いだ。」




呆れたように言う翔に私は見透かされている事に悔しくて唇を噛み締める。





「榎南は、榎南らしくでいいんだよ。ほら、これやるから」