物ではなく…





ベッドの上で布団にくるまって気持ち良さそうに、寝息を立てて寝ている…翔の姿があった。





どうやら掴んだのは翔の腕だったらしい…





思わず叫びそうになったけど、急いで私は自分の口を塞ぐ。






な…なんで…同じベッドの上で寝ているの…?





あ…。





そういえば昨日の夜、翔と話してていつの間にか寝ちゃったんだ。





私は無意識にまた布団にもぐって、隣で寝ている翔の顔を眺めた。





目の前にすぐ翔の顔がある。