…*** 『…ぁの…翔?もう大丈夫だから…』 榎南の声が俺の耳を掠める。 しばらくこの体勢でどのくらいいたのだろうか? ふと、視線を落とすと顔を伏せて少し赤い顔の榎南。 でも。 俺はまだ榎南を離すつもり無い。 あんなに夢の中で泣いて何を思っていたのか? そんな疑問をぶつける。 「さっき何の夢見てた?」 俺の言葉に一瞬、榎南の表情が曇ったのを俺は見逃さなかった。