榎南の口に紙袋を持っていき、安心出来るようにゆっくりと背中を擦る。 それから少しして呼吸が普通に戻った榎南は一点を見つめるようにぼぅーとしていた。 俺は擦る手を止める。 何を考えてるのか… すると突然何かに縋るかのように榎南は俺に強く抱き着いてきた。 えっ⁉榎南…? まさかこうなると思って無かった俺は驚きを隠せない。 そんな事思ったけど、俺は抱き着いている榎南の背中を昔、母が俺にしてくれたようにぽんぽんと叩く。 口には出さないけど… 心の中で…大丈夫だ。…と そう言い聞かせて…