夜遅く アルコールが入った状態で 帰ってきた時は ビクビクしながら 布団に潜って音楽を聞いた。 何も聞こえないぐらいの大きさで。 足音も、声も、姿も 見たくも聞きたくもなかった。 わたしは 家で生きている気が しなかった。 父の暴力から 逃れる事で精一杯だった。 家が壊れるか心配になるほどの 物を叩く音が聞こえたり 物が壊れる音がよくした。 その度に わたしの体は 無意識に震え続けた。