そして来たのだ。 何この傷? まずい 彼に会えた嬉しさで 傷のことを忘れていた。 わたしの左手首は 隠されていなく たくさんの切った跡が見えていた。 えーっと 犬に引っかかれたんだ。 無理な冗談だと 自分でも分かっていたけど これしか思い浮かばなかった。 嘘だろ? 正直に話して。 彼の目が見れなかった。 あまりにも真剣で、必死で、 何もかもが 読まれてしまいそうな そんな目だったから。