「なになに~? 召使いさん二人が谺たちに何の用ー?」 「手っ取り早くお願い」 優夜と刹那は自室に双子を呼び出していた。 部屋の扉をノック無しで入ってきた双子を微笑んだ優夜が出迎える。 「じゃ 手っ取り早く…」 優夜が机の引き出しから何かを取り出しすと、双子に差し出した。 双子はそれを受け取る。 「……何これ?」 「手紙…?」 双子はベッドに腰を下ろす優夜に視線を戻す。 優夜は既にベッドに座っていた刹那と背中を合わせて右足を立てる。