新選組は恋の香り―前編―

私がうわあんうわあんと
自分を捨てるように泣いていると
声が漏れていたんだろうか
平助くんやら幹部のほとんどがやってきた。


「ちょっ、土方さんっ!!」


私が泣いてるのを目にするにや否や
平助くんは私を抱きしめた。


「うっ、うっ…」


それでもまだ泣き止まなくて…


「副長…どうなさったんですか?」

「そうですよ、女の子は泣かせちゃだめなんですよ?土方さん。」